造園技能士

造園技能士とは

技能検定は国(厚生労働省)が職業能力開発促進法に基づき実施しているもので、働く人々の技能を一定の基準により検定し、それを国が証明する国家検定制度です。所定の実務経験があり、一定のレベルに達していれば誰でも取得可能です。

造園技能士になるための検定試験は、1級から3級に分かれ、それぞれ学科試験と実技試験があります。実技試験には、実際に庭園を作成する作業試験と樹木の枝を見て樹木名を判定する要素試験があり、これらすべてに合格して、初めて造園技能士の資格が取得できます。
さらに、造園技能士は作業の安全をより確かなものにするために、クレーン車での作業や建設機械の扱い方などの技能講習を受け、安全な現場を担っています。

[技能検定の等級区分]
現在、造園職種には、1級、2級、3級と分けられ、それぞれ上級、中級、初級と位置づけられています。

[技能検定試験]
試験は学科試験実技試験に分けられ、両方の試験に合格する必要があります。学科試験は、正誤法による問題と4肢択一式問題があわせて出題されています。実技試験は実際に課題を作成する作業試験と樹木の枝を見て樹木名を判定する要素試験に分けられ、共に合格しなければなりません。
試験の実施は厚生労働省が各都道府県の職業能力開発協会に委託して行っています。

●参考(実技試験) 平成25年度 作業試験課題 (1級は25年度より変更)

1 級
2級
3 級

[技能検定の合格者]
学科と実技の両方の試験に合格すると、「技能士」の称号が与えられます。1級は厚生労働大臣の、2・3級は都道府県知事名の合格証書が交付されます。
そのほか、1級技能士は、官庁営繕工事における現場常駐制度や、建設業法における一般建設業の主任技術者として認められます。経営事項審査の評価対象技術者にもなります。
2・3級の場合は、上級を受検する際、実務経験年数が短縮されます。

技能士・基幹技能者|国家試験情報|一般社団法人日本造園組合連合会(略称:造園連) (jflc.or.jp)より

■令和6年度はこちら→技能検定制度|福島県職業能力開発協会 (f-shokunou.or.jp)

実技検定試験の受託

(一社)福島県造園建設業協会は福島県職業能力開発協会の委託を受けて実技試験を実施しております。